ジョブズ氏の死を悼み

 アップル社のCEO、スティーブ・ジョブズ氏が死去した。生まれ年が私と同じである。この10年間の彼の功績は計り知れないものがある。パソコンをとおして人類に与えた影響は、孫正義氏にいよると、レオナルド・ダヴィンチなみだという。私も約20年前からのマックファンで、毎年、新しい機種を買い続けている。以前は、ウインドウズ系のマシンを使っている人が多く、形見の狭い思いをしてきたが、最近は、マックユーザーも増え、嬉しく思っていた矢先のできごとでした。
 彼がアップル社に戻ってきたのは、お金のためではなかった。彼は、アップル社を立ち上げた後、アップル社を追放されたが、経済的には充分余裕があったそうだ。彼がアップルに戻った理由は、多くの人たちを脅かせるようなパソコンの商品を作りたかったことがその主な理由だったらしい。
 彼自身がパソコンオタクでは決してなかった。彼はエンジニアでもプログラママーでもない。彼はひとりのユーザーとして欲しいものを、彼の徹底したこだわりで作ってきた。彼の新製品の発表会でのプレゼンテーションの仕方が評判を呼んだ。それに関する書籍も出版され、私もその一冊を購入して、参考にさせていただいた。
 色んな角度から、彼がこの社会に与えた影響は計り知れない、特に私自身へ与えた影響も大きかった。