ビタクラフト鍋

 おそらく15年ぐらい前の話だが、アルツハイマーの原因がアルミ製の鍋にあるのではないかということが話題になった。その時、健康に対して非常に興味をもっていたのと、知的好奇心により、デパートの鍋売り場を探索したのである。その当時、小倉駅前にあったそごうデパートの鍋売り場を隅から隅まで調べた時、アルミとステンレスのいわゆる多層構造鍋であるビタクラフトという鍋の存在を知った。多くの多層構造鍋のの中でひときわ高価な鍋であったが、蓋の尖端まで多層構造が形成されていたり、蓋と鍋の緻密性が高いなど、科学的な裏付けがなんとも説得力がありました。この鍋の開発コンセプトの中に、調理することによるビタミンの減少を極力抑えることがあげられている。ビタミンが減らないということは当然からだの栄養補給という点で価値があるだけではなく、調理した物がおいしいという結果につながるのである。
 そんな理想的な鍋があるのなら、是非購入しなければならないと思ったが、なにしろ鍋一つに2〜3万円もかかるのだからおいそれとは買えない。しかし、健康にはかえられないという思いから大きめの鍋を購入した。最初は使いずらかったが、使い慣れて来ると、非常に良い鍋であることがわかってきた。とにかく煮物やシチューなどの料理がビタミンが減らないせいか非常においしいのである。今では、我が家では大小様々のビタクラフト鍋がそろっている。