フリーター

 最近、定職につかずに色々な職種で自分の都合の良いように働く人が増えている。このような人たちは、自分が勤務している会社への思い入れが少ない事が想像される。その結果、勤務時間だけ与えられた仕事をすれば良いというふうになる可能性がある。人を雇う立場からすると、仕事をしていただく場合、その場の状況を迅速に判断し、会社にプラスになるような工夫をしていただきたいと思うのだが、これには職員に自発的な労働意欲が要求される。会社として、職員を正社員として採用する場合には、厚生年金をかけたり、慰安旅行に連れて行ったりと、職員の働きやすい環境を作り、仕事のレベルをあげていく事を期待しているのである。
 ところが、いわゆるフリーターと呼ばれる人たちは、会社への忠誠心や社会に対する責任感などが薄れているのではないかと思われる。その結果、仕事の内容が場当たり的になったり、人としてあるまじき行為をしてしまうのだろう。我々医療関係者は特に人に対するいたわりの気もちや人間性が根底に流れておかなければ、患者の信頼を獲得する事はできない。自分たちが今関わっている仕事を通して、社会を少しでもよくしようという意欲が瞬間瞬間の仕事に反映されればすばらしい。少なくとも自分の組織では、そのような人材育成につとめたい。(下の写真は本文とは関係ありません。勇ましい小倉の娘たちです。)