北京オリンピック

Inoue_Hideto2007-06-30

 北京へ行った理由は、どの程度オリンピックに準備ができているか、知りたかったことにあります。案の定、準備はまだまだできていませんでした。町中の歩道を掘り起こしていました。しかも、そのほとんどが手作業です。ブルドーザー等の機械はほとんど見られません。人は大勢いるので、間に合わなくなったら、人海戦術でどうにかするというのが、現地の人のいい分です。しかし、準備のための資金は足りないようです。ここで、日本が中国に貸しを作っておくのも一つの手ではないでしょうか。ホテルやその他の建物が現在多く建築中で、街全体に活気があふれています。この国の人たちがある一定の水準ににまで、生活レベルが向上したとき、消費が一気に爆発するでしょう。日本の車のメイカー等もそのことに気がついています。トヨタや本田の車がすでの多く走っていました。中国の人々が消費に目覚める前に、日本びいきにしておかないと、日本の産業の発展は将来危ういと思います。
 まことに唐突ではありますが、中国と韓国と日本で、通貨の統合をしてはどうでしょうか。ヨーロッパを見てみみますと、約20年の歳月は要しましたが、通貨の統合はまさに成し遂げられました。現在、ドルよりもユーロの方が強くなっています。つまり、世界の国境が今、なくなりつつあるのです。ヨーロッパは統合されたのですから、アジアが統合されてもおかしくありません。中国に人たちは確かに油断がおけません。通貨の統合なんかしたら、日本が乗っ取られる可能性はあります。が、しかし、中国全体を日本の影響下におくことのメリットには、はかり知れないものがあると思うのですが。