テレビ

 NHKの<プロフェッショナル仕事の流儀>や民放の<カンブリア宮殿>など、仕事のできる成功者たちの成功の秘訣などを紹介する番組が最近多いようだ。番組として視聴者の指示を得ているのだろう。これはすばらしい事だと思う。タレントたちのくだらないゲームなどで笑いを誘う低俗な番組が多いと感じていたものとしては、テレビの内容が興味のあるものが出てきて嬉しい。結構若い人たちも、真剣に自分の人生を仕事をとおして充実させたいと考えているのだと思う。
 テレビなどのマスコミの影響は大きいから、このような前向きで若者の希望を与えるような番組が増える事を期待したい。番組作製の担当者自身が、目先の視聴率競争に走らず、内容のある良い番組の作製に向かってほしい。そして、視聴者も低俗な番組に流されるのではなく、文化的な次元の高い番組を支持してほしい。芸能関係の人たちは、そもそも、自分の本業の分野でテレビに登場すべきである。歌手なら歌で、漫才師なら漫才で本物の芸術を視聴者に提供し、見る人に感動を与えるような仕事をしてほしい。そして、我々も本物を見る目を育てて、才能のある本物の芸能人を育てなければならないのではないでしょうか。