横断歩道

Inoue_Hideto2007-04-01

 先日、横断歩道に歩行者が立っていたので、私は車を止めたのですが、対向車がいっこうに止まりません。立っていた歩行者はしばらくわたることができませんでした。その歩行者は向かって右側に立っていたので、歩行者から見て右側からやってくる車が停車してくれなかったので、わたることができなかったわけです。自動車学校では歩行者が横断歩道に立っている場合には車は停車しなければならないと習った記憶があります。がしかし、現実にはこれを実行している人は少ないのでないでしょうか。日本という国は、建て前でのルールは皆が守ってなければ守らなくてもいいのではないかという意識があるのです。
 ルールというのは、一人でも守らない人がいると、不公平なことになります。皆が守ってこそ社会の秩序が保たれるのです。インプラントの関係でよくスウェーデンに行くのですが、スウェーデンでは交通ルールが徹底的に守られています。具体的にいいますと、横断歩道では、歩行者は待たずに通行することができるのです。歩行者が横断歩道をわたる際、右も左の安全も確認せずにすぐにわたります。自動車はという、必ず止まることが義務づけられているのです。現実に全ての歩行者はそのようにしています。これは、全ての自動車の運転者がこのルールを守っているからこそできることであります。一人でもこのルールを守らない人がいる場合、自分の身を守る為には、左右の安全を確認してからでないとわたれません。スウェーデンと日本の違いはあまりにも大きすぎます。法律違反かどうかという次元ではなく、人間としてのルール違反をしないような意識を高める必要があるのではないでしょうか。