藤原正彦

Inoue_Hideto2007-03-14

 昨年の流行語大賞が<国家の品格>という藤原正彦の著書であった。昨年、テレビできっぱりとものを言う人だなと思っていた人である。天皇制に関するテレビ討論で、2000年も続いた制度を一時の政権担当者が軽々しく議論すべきことではない。と彼は率直に世間を批判した。少なくとも100年ぐらいかけて考えるならまだわからないこともないが、このようなことを口にすること自体おかしい。という意見であった。面白いことを言う人だと思っていたが。彼が先日朝日新聞の教育欄に出ていた。
 彼は現在お茶の水大学の数学の教授である。彼の父親は新田次郎である。母親が藤原ていなので、生まれつき文章の才能はあるはずである。彼が書いた<国家の品格>という本がロングセールスを続けているという。新田次郎は学生時代よく読んだ作家の一人である。学生時代ワンダーフォーゲル部にいたので、山登りを良くしていた関係で、新田次郎の<氷壁>や単独行に関する山関係の本をよく読んでいた。そして私も数学が好きで論理的な思考に興味があったので藤原正彦氏には親近感を持つのである。日本という国の歴史をもっと客観的に見直し、我が国の文化を知り誇りを持たなければならないと思う。そして、自分の意見を持って堂々と主張しなければならない。