天風の言葉no2

Inoue_Hideto2007-02-15

<実際! 凡下(ぼんげ)の徒輩(とはい)として活(い)きていても、一生は一生である。さりながら、再び生まれ能(あた)わざる人生と知らば、しかず、真人として活きずんばである。>
 中村天風の<一日一話>の今日の言葉である。昔の言葉が多く、わかりづらい部分もありますが、凡人は何となく毎日を生きているが、二度と生まれ変わることのない人生なのだから、決して漠然と生きてはならない。ということでしょう。本当に人間らしく、活き活きと生きなければならないということでもあります。宇宙の生命の中で、馬や豚ではなく人間として生かしてもらっていることを感謝しなければならないという意味も含んでいるのだと思います。