噛み合わせ治療

Inoue_Hideto2007-01-26

 噛み合わせの治療を主体に約3年かけてインプラントや矯正の治療をしてきた方が本日やっと治療が終了しました。20代の女性ですが、治療前は咬合の問題があり、肩こりや頭痛などの症状に悩まされていた方です。現在は肩こりや頭痛などが改善されたばかりではなく、口も大きく開くようになり、日常生活でしゃべるときなども以前よりもしゃべりやすくなったとご本人は非常に満足されています。事実はこの方は、最初沖縄から治療にこられていたのです。沖縄からわざわざこの北九州まで治療にやって来るとは、信じられなかったのですが、彼女の訴えをきちんと受けてとめてくれる歯科医院が沖縄にはなかったようです。
 彼女の訴えというのは、奥歯が欠損していたために骨が吸収し歯ぐきが引っ込んでいるので、歯ぐきの膨らみを回復させたいということでした。歯ぐきが引っ込んでいるためにしゃべりにくかったり、歌を歌うときに声が出にくいなどの自覚症状がありました。咬合の治療が終わった後、骨が吸収していたカ所に骨を移植し、その部分にインプラントを入れなおすなどの治療を継続的に行い、現在快適なお口の環境が再現されたのです。治療を継続していただいたご本人の協力に感謝します。歯科医師としての今までの経験と知識を最大限に発揮し治療ができたことに大きな充実感があります。ご本人が現在、元気に日常生活ができ、精神的にも楽しい人生を歩んでおられることが何よりも嬉しい。ほんとに長い間おつかれさまでした。