咬合病について

 咬合病とは、噛み合わせが原因で、肩こりや頭痛などの全身症状が発現する病気である。一般的には、顎関節症として歯科領域での取り組みが行われてきたが、全身との関連が多く、歯科医師だけの知識だけでは十分な治療が行えないのが実情である。
 当院では、この噛み合わせの問題を全身姿勢の乱れと関連付け、あごの位置関係と頭の姿勢に改善をすることと全身の姿勢を改善する方法を組み合わせる治療法を実施し、良好な結果を得ている。この治療法の特徴は、頭の姿勢を三次元的に診断し、さらに肩の高さの違いをもとに全身の姿勢の診断をし、これらのずれを上下のあごの位置を変化させる装置を使用することで行うことである。既に、25年に経験があり、700人以上の実績がある。
 この治療法は、あくまでの上下のあの位置関係に異常がある場合に実施されるものであり、単なる精神病や頭痛の治療をする訳ではない。この治療を実施することで、頭や頸や脊椎のゆがみが改善され、頭痛や肩こり腰痛な等の全身症状が軽快する場合が多い。あごの関節の痛みや雑音、開口障害などの症状が改善されることは言うまでもない。 
 この治療を実施することで、喉の空間(気道)が広くなり、空気の通りが良くなることで、鼻や喉の症状が改善させるばかりではなく、全身に行き渡る酸素の量が増加することで、全身の健康状態が改善する可能性がある。つまり、この治療を通して全身の健康レベルが上がると考えてよいのである。