政治家の資質

 企業経営者が自分の企業の利益を追求することは当然の様に思えるが、かつての一流の企業経営者は天下国家のことを配慮した経営をしていたらしい。それが政治家になると、自分の所属政党の利益だけではなく、日本全体の利益、あるいは世界への貢献を含めた天下国家のための政治を志すべきであろう。
 ところが、今の政治家はどうであろうか。総理大臣やそれに匹敵する人たちの見ている視野はどうなっているのだろうか。日本の歴史や世界の歴史の大きな流れを理解し、自分の国の防衛や他国とのやり取りを考えているのだろうか。目先のことだけではなく、100年先の日本や世界の状況とそれにあった政策を、場当たりではなくきちんと準備しておくべきだろう。
 先日、みんなの党の渡邉喜美代表の話を聞いたが、彼の方が現在の総理大臣よりも軸がぶれずにしっかりしているようだ。この日本の舵取りをする有能なリーダーの出現を期待するのみだ。