初詣09

Inoue_Hideto2009-01-02

 毎年、元旦には京都の伏見稲荷に初詣に行くことになっている。毎年欠かさず参るようになってから丁度10年になる。大晦日の夕方から車を運転したり、新幹線に揺られて新年早々に伏見稲荷に到着するのである。車の中で仮眠したり、ホテルで深夜に仮眠したりで、とにかく伏見に元旦に参拝することにこだわってきた。今年は妻と娘が一緒に行ってくれることになったので、昼の3時くらいに小倉を出発できたので、比較的早く京都に到着できた。しかもホテルで紅白歌合戦も見ることができた。
 朝から参拝をして、本殿、奥の院、熊鷹社、薬力社、春繁社、三の峰と、一通り回って参拝させていただいた。昨年一年の無事と成功を感謝し、今年一年の成功と繁栄を祈願させていただいた。うまくいくことが当たり前ではない。うまくいくかいかないかはいつも紙一重である。同じように仕事をしてもうまくいく時といかない時がある。一瞬の心の隙が大きな問題を引き起こすことにつながることもある。我々、歯科医師はあくまでも科学的な根拠にもとずいて、科学的な治療を実施しなければならない。がしかし、実際の臨床は生身の体を相手に生身のこの手で実施するのである。心の持ちようで紙一重の差がつくのである。人間を相手に行う医療に従事する人間は、神や仏の神聖な領域に行き着くのがむしろ自然な成り行きだと最近は考えている。自分の手が最善の医療を施せるように神様に祈ります。