今日のオペno18

 昨日は3件のオペをしました。そのうち午後からのオペは、下顎の無歯顎の症例でした。骨の状態は非常に良く、比較的やりやすい症例でした。ところが、大きな骨隆起があり、また開口量も少なく、手術は非常にしずらい症例でした。最近、下顎の無歯顎の場合には4本という少数のインプラントですませるという方法がはやっていますが、この方はより理想的な方法を希望されましたので、大臼歯部に複数のインプラントを埋入し合計8本のインプラントを使用しました。8本埋入できれば、左右の奥歯をつながずに作ることができます。これは下顎の骨のたわみに対応できる理想的な方法だと思います。
 午後3時から手術を始めて約3時間で手術を完了し、その後金属で補強した仮の歯を作成するのが2時間かかりました。患者さまは70歳を超えておられましたが、手術後もお元気にされていました。午後8時には前歯から奥歯までしっかり噛める歯を装着できましたので、大変喜んでいただけました。麻酔を担当していただいた長畑先生、歯科衛生士諸君、お世話になりました。予定どおりに手術がでいたことに感謝します。そのとき適切な判断ができるような頭と細かい作業ができる腕を授けていただきまました両親に感謝します。そして患者さまおつかれさまでした。