ワンナワティース(One hour teeth)成功!

 昨日、ワンナワティース(One hour teeth)の手術を実施しました。おかげさまでほぼ完璧な処置ができました。先月も実施しましたので、当院では2例目になります。この方法は、CT撮影後、コンピュータでシュミレーションしたとおりの位置関係で最終補綴物をあらかじめ作成しておき、所定の位置にインプラントの埋入を行い、その直後に最終補綴物を装着するというインプラントの治療法である。
 日本では、認可をされていないパーツがあるため、まだ一部の施設でしか実績がない。海外でも、治療法が難しいためにあまり実績は多くない。当院では、2年半前にこのシステムが紹介された時に必要なパソコンやソフトを購入し、その準備をすすめてきた。手術や補綴物の作成の手順など、特赦な工夫をこらさないとできないが、このたび、当院ではその手順がほぼ確立できたと思う。
 歯茎をはぐることもなく、短時間で手術も終わり、直後に強度のある被せものの歯ができるので、患者様の精神的な負担も時間的な制約も少なくてすむ。そのかわり、手術するまでの準備に時間がかかり、手術の際もハイレベルの技術が要求される。大変な治療法であるが、よく考えてみると、印象(歯の型)を採る行程も必要なく、治療回数も少なくてすむので効率も良い。
 昨日の患者様は骨の硬さも申し分なく、手術の手順もうまくいきました。一緒にオペをしてくれた歯科衛生士諸君、おつかれさま。そして口を大きくあけていただき、手術に協力していただいた患者様ありがとうございます。