今日のオペno16

 昨日は3件のオペをしました。一人は25才の女性で、生まれつき小臼歯が一本欠損している人に1本のインプラントを埋入しました。骨の条件も良かったので、一体型のインプラントをパンチングでおこなました。この方法だと、縫合しなくてすむのでオペがすぐ終わります。ただ、パンチングした歯ぐきの修正は拡大鏡を使って慎重に行わなければならないので、神経は使います。3番目のオペは77才の男性に8本のインプラントを埋入するオペでした。抜歯も同時に5本しました。骨の条件は非常に良かったので、太くて長いインプラントが埋入できました。8本の内6本は初期固定も良く2次オペまでして、即座に仮のブリッジを作製しました。抜歯後、骨の吸収が大きい場所には骨移植を行いましたので、切削片の骨を移植しまし、完全埋入しました。
 初期固定の良い長いインプラントが埋入で来た場合には、仮のブリッジも安心して使って頂けます。埋入直後に過度な咬合力がかからないようにするために、チタンプレートをワイヤーで固定しましたので、仮のブリッジの作製に2時間くらいかかりましたが、治療後、奥歯でしかり噛めるブリッジが装着でひきました。つまり、治療開始から約5時間後には5本のインプラントが埋入され、仮のブリッジも装着された訳です。<One hour teeth>の場合、手術後約1時間で最終補綴物が入るので、その後、印象を採取する必要がありません。<One hour teeth>では手術までの期間が、CT撮影や、補綴物の作製などに2〜3ヶ月かります。昨日のオペの方は初診からオペまで1ヶ月かかっていません。抜歯を同時に行うような場合には<One hour teeth>では出来ません。しかし、昨日のように初診から早い時期にしかも抜歯と同意の入れ歯を使うことなくインプラントで固定式のブリッジが入れば、それは患者様にとっての価値は大きい。
 インプラント埋入直後に固定式のブリッジを入れなければならないようなオペは、それなりに慎重な作業が要求される。手伝ってくれるアシスタントも熟練を要する。レベルの高い治療を実現しようとすればするほど、困難なこともあるが、自分にその実力があることに感謝し、スタッフに感謝したい。