心と暗黒物質

 中村天風氏によると、心と宇宙を作ったその本質とは常に行き来しているという。この意味が全く理解できないでいた。何か狐につままれたみたいで実感のないことに感じていた。良く理解できないけど、元来素直な私はそういう物なのかと思って、彼の言うとおりに実践してきた。おかげで今日自分の事業がうまく行ってるのもこのおかげだと思っている。一方、宇宙の誕生に関する研究が科学的に行われ、色々な謎が解明されつつある。その一つが暗黒物質(ブラックマター)の存在である。宇宙には1000億あるといわれている銀河には、それぞれ1000億個恒星が存在する。この恒星は宇宙空間に存在するガスやちりからできている。最近の研究で、この銀河が誕生するまでに恒星の重力などの力によって約100億年は最低でもかかるという。しかし、宇宙の年齢は現在137億年といわれているが、現在古い銀河の存在を考えると何かほかの重力を有する物質が宇宙空間に存在しなければ理屈があわないらしい。
 そのことを宇宙のある部分の光線のひずみを計測して、銀河系の中にどのようにこの物質が存在するのかを調べるプロジェクトが実施された。COSMOSプロジェクトと呼ばれるもので、世界の科学者たちが参加して行われたという。その結果、確かに目には見えない重力を発生する物資が銀河の多くの部分をしめていることが判明し、これが暗黒物質(ブラックマター)とよばれている。そのものがどういう物質なのかは明らかになっていないが、この物質の存在が宇宙を作る原動力になったことは間違いないらしい。この研究はリサ・ランドール氏が提唱する異次元世界にも関わることだと思う。我々が存在する3次元の世界では目に見ることができないが、5次元の世界では明確に存在するものかもしれない。・・・Newton 2007.11号参照
 そして、心の働きが異次元世界の扉を開いて宇宙空間のブラックマターの造物主に何かを働きかけ、3次元に還元されてかえってくるのではないかと考えている。霊的な現象や心の働きはこのような理解の仕方で自分なりに説明がつくようになってきた。荒唐無稽でしょうか。