音楽

 昨日、ケーブルテレビでフォープレイの演奏が放映されていた。高田みずえが歌った<私はピアノ>という曲の歌詞の中に出て来る(ラリーカールトン)というギタリストが現在も活躍中で、このフォープレイというバンドで、ジャズのフージョンを演奏しているのである。我々のような年代の者は、あまりにもハードなロックは疲れます。かといって静か過ぎる曲では眠くなります。その点、このバンドの曲は静かな癒し系であり、しかも曲としての盛り上がりもあります。さらに、このバンドのメンバーは、ラリーカールトンだけではなく、ピアノのボブ・ジェイムスや、ベースのネーザン・イーストやドラムのハービー・メイソン。それぞれの演奏家としてのレベルは半端ではない。
 良い曲を良い演奏家が演奏したものを良いオーディオで聞くというのが、音楽鑑賞の醍醐味である。もちろん生演奏を聞くのがベストな事は言うまでもありません。田村正和が今度<ラストラブ>という映画で主演するらしい。この映画の中で田村がテナーサックスの奏者の役を演じている。この役作りになんと7ヶ月必死になってサックスの練習をしたという。5月にあったトリオ・ロスファンタンゴスのライブの時に、東京のサックス奏者が参加して演奏をしたのを思い出します。オールドのサックスの野太い響きにしびれてしまいました。音楽という芸術、これは人間にとって結構重要なものかもしれませんね。