結婚

 本日、当院の従業員の結婚式がありました。彼女の家庭は敬虔なクリスチャンで、今日の結婚式もカトリック教会での本式のものでした。ホテル等に結婚式用にしつらえたチャペルとは訳が違います。毎週日曜日に礼拝が行われる本当の教会での結婚式でした。<バージンロードを踏んではなりません。>というこだわりようで、形だけではない本当の信仰心にもとずいた結婚式でした。カトリックの人たちは、結婚後絶対に離婚はしないとききました。どんなに二人がけんかをしても、何があっても離婚はしないという神への誓いをすることが、カトリック教会での結婚の本当の意味です。最近、日本でも離婚率が高まっているようですが、本当の信仰心の篤い人はカトリック信者に関わらず離婚はしないようです。つまり、何があってもその現実から逃げずに、与えられた環境のなかで生きていくというような覚悟が、信仰心の篤い人にはあるような気がします。
 信仰について、戦後の日本はあまりにも無関心だったのではないでしょうか。どの宗教にするかは、各人に自由ですが、教育の中で信仰のことをもっと教えてもいいのではないかと思います。自分が生きていることの意味を理解し、隣にいる人を愛して仲良くすれば、世の中うまく行くに決まっています。自分の周囲にいる人たちを愛し、関わりのあるひと全てと中良くしましょう。これ、言葉では簡単ですが、なかなかできませんが、そうのような方向に世の中を変えていきましょう。