天風の言葉no3

<凡人は敵対し、優れし人は和合する。ケンカすることより、まず仲良くすることをまず考えなきゃだめですよ。> 中村天風<一日一話>の今日の言葉より。
 現在、安倍総理の支持率が不支持率を下回ったそうだ。この内閣は安倍さんが総裁選に勝利したときの論功行賞にもとずく人事だと言う。本来、その分野の実力者がその分野の大臣になってしかるべきなのに、安倍さんの仲良しグループで内閣を作ってしまったのである。選挙では敵対していても、その人が大臣としての能力が十分であれば自分の側近に置くほどの技量がなくては総理として国全体をおさめることは無理であろう。自分が働く職場でも、その他自分が所属している会の中でも同じである。自分の気の合う仲良しグループで仕事をしていないだろうか。自分と性格は合わなくても、その人の能力を認めて共同作業としての仕事をしているだろうか。
 日本人は議論が下手だという。議論であいてを負かしてしまうと、プライベートでもケンカをしてしまったような関係になる。だから、会議に自分の意見をちゃんと言わなくなる。会議はあくまでも会議で、その仕事などの公的な部分での発展的な議論をすべきである。その場では私的な感情を排除して、その会や仕事のことを最優先すべきである。そして、会議後はプライベートでは仲良くすべきである。本当の意味で、公私混同せずに仕事をしなければならないと思う。
中村天風について >>