カエル

Inoue_Hideto2007-03-05

 地球上からカエルなどの両生類が減っている。地球環境の変化によるところが大きいのかどうかよくわからないが、我々現代人の住んでいる環境のなかではほとんど目にすることが無くなった。30年前までは、舗装されていない道路があったり、竹やぶがあったり、沼地があったりして、子供が遊ぶ場所の至る所でかえるや蛇やザリガニなどの小動物がいた。特に両生類というのは、その名のとおり、水中と陸上のどちらにも生きる動物である。川や沼地がコンクリートではなく土でつながっているような環境でなければ生育できないのではないかと思う。河川の近代的な工事により以前の様な土と水の両方が存在する場所を見つけることがなかなかできない。山などの自然が残っている場所に行かなければ、カエルたちに出会うことはないようである。
 本日の朝日新聞によりますと、このかえるに追い打ちをかけるように、<ツボカビ症>という病気が世界中のカエルに広まりつつあるらしい。昨年の12月に国内で飼育中の外国産カエルで確認されたのだそうだ。もしも野生のカエルに広がると絶滅の危険性もあるそうだ。古来より、日本ではこのカエルに対して、縁起の良いものとして<金運ガマガエル>などの置物やお守りなどが作られている。自分の運勢が良くなるようにこのようなカエルの縁起物を身じかにおくのであれば、今危機に瀕しているカエルを救おうではありませんか。昔のような河川の復活と自然環境の保存が必要ですね。