節分と立春

Inoue_Hideto2007-02-04

 今日が立春で昨日が節分である。昨日の節分の日には豆まきをして、邪気を払い、福がくるよう祈りました。いつ頃からこのような行事が日本で行われるようになったのか知りませんが、子供の頃豆まきをしたような記憶は残っています。立春の前日が節分であることは大人になって知ったことである。寒い厳しい冬がもう少しで終わり、じきに暖かい春がくることを予感させる立春というひびき。この時期に、今後の自分の人生を発展させる願いをこめて豆まきなどを行うという行事、誰が考えたのか知らないが、繰り返し巡る季節の変化を実感させる行事である。
 私の家では、この節分の日に、<立春大吉>というお札を書いて、毎年貼り替えるのが年間行事になっている。この札は玄関などの人が出入りする場所に貼ることになっている。私の自宅や医院では、出入り口のみならず至る所にこのお札を貼っている。魔除け、開運のお札として受け止めている。以前中国で似たようなお札を見たことがあるので、おそらく中国から伝来したものだと思うが、親から子、子から孫へと伝わるこれも一つの文化でなないだろうか。人間は心に思ったことがその通りに実現するという。今年こそは運が開けるぞと強く思えば、きっと本当に運が強くなるのである。何事も悲観せず、積極的な思考と行動を今年もとろうとこのような行事を実行することにより再認識できる。