今日のオペno11

 昨日は二人のかたに埋入オペをしました。お一人の方は、6ヶ月前に仮歯用の小さなインプラントを3本埋入すると同時に骨の移植を行っていた方です。昨日骨ができていたカ所に5本のインプラントを埋入し、さらに2本の仮のインプラントを使って仮の歯まで作製しました。つまり、骨の状態が良くない場合でも骨を作りしかも仮の歯まで入るということです。計画通りに治療をすすめることができて安心しました。
 もう一人の方は、上顎5本の歯を抜歯し無歯顎になったところへ、同時に4本のインプラントを埋入しました。初期固定が全て不十分でしたので、仮のインプラントを4本使って仮歯まで作製しました。つまり、グラグラの歯5本でつながっていた上顎のブリッジを一気に抜歯し、直後にインプラントを埋入し、骨の造成も同時に行い、仮のインプラントでその日のうちに仮歯まで装着できたわけです。
 インプラントの治療法も日々進歩しています。医療従事者のお仕着せではなく、患者様の希望をできるだけ尊重した治療が今は可能になってきました。新しければ良いというわけではありませんが、基本に忠実であることを確認しつつ治療法をどんどん工夫して改良していくことが必要だと思います。今日も思う通りに動く腕を与えてくれた両親、このような仕事をさせて頂いた患者様、神様、そしてサポートしてくれたスタッフに感謝します。